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シンポジュームin三重&東京出張 [IDDM]


16,17日の両日、三重県津市で開催された
「大規模災害時に難病患者はどうなる?」
 ~1型糖尿病患者からのアプローチ~
のお手伝いに行ってきました。


16日はIDDM患者にとって命の綱であるインスリンが
災害時にどのように入手出来るのか?その備えは?
と言うことで病院、メーカー、行政、患者の立場から
パネリストが出席して開かれました。

病院
通常在庫は3日程度
ただし、個人病院等で患者がいないあるいは
院外処方をしている所では常備していない。

メーカー
災害後3日目から出荷可能な体制(神戸震災被災メーカー)
これは国内3メーカー全てに共通しているようです。
また、製造工場も世界に複数あり1ヶ所で製造できなくなっても
国内供給(輸入)には問題は生じないとの事でした。

行政
多少違いはあるようですが、県として主にRとNを
常時備蓄していることが多い。

これだけ聞くとそれなりに安心できるのですが
災害当初は、病院自体の被災や実際に災害当日インスリンが
ホントに入手出来るか?と考えると 患者個人としても
最低2~3日分のインスリンを出来れば
分割して(違う場所に)確保しておくことが
自分の身を守るためには必要かと思います。

現在使用中のインスリンと違うメーカーの
インスリンでは名前が違います(同じ超速効型でも)
災害時は一方しか入手できない恐れもあるので
普段から知っておくことなども聞いてきました。
また、実際問題優先されるのは誰が見てもわかる重傷者で
一見普通に見える(その他内部障害者全体にも言えますが)
IDDM患者さんは後回しになる可能性大らしい?
また、低血糖で倒れていてもそうだと気づかれることは少なく
出来ればIDカード(糖尿病カード)などを首から提げておくことで
自分の身を守れる可能性が高くなるなど、他人を当てにするより
特に被災当初は自分の身を自分で守る術を身につけておく
必要性を感じてきました。
このことをいかに普段の生活の中で生かせるか?

あと、インスリンは劇薬なので普通は処方箋なしでは販売されません。
災害時等では処方箋なしでも可能だそうですが(厚労省の通達)
知らない関係者も多くスムーズにもらえるように上記IDカード等の
常時携行も必要なのかもしれませんね。


当日の協賛メーカーのブースです。
製薬、血糖測定、針のメーカーの各製品が並べられています。


17日の分科会の一コマ

1,災害時の行動指針と支援
2,カーボカウントとCSII
3,膵島移植の現状と課題

分科会別に分かれて、講師からのお話やグループ別討議等が
夕方まで活発に行われました。

おやぢは初の三重?と思ったら長島スパーランドや鈴鹿サーキット
へは何回か来ていました・・・富山と一緒で影が薄い県かな(^^;)


14,15日までの東京出張中の写メです。
東京の街には富山では見たことのない赤いミニスカートをはいた
サンタさんがいっ~ぱい♪おやぢはとっても癒されましたとさ('-^*)/

もう一枚は、ベイブリッジのホテルから見えた汐留のビル群。
大阪の長女にズムサタのスタジオ前で手を振るからTVを見ろ!と
メールしたら恥ずかしいからやめろ!アホおやじ(`へ´)と返事が…。

 
東京でゲットしたカッパカレンダー?いえいえヨガカレンダーです(^^)
知る人ぞ知る貴重品かも?ありがとうございましたm(_ _)m

 


 


 


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コメント 5

ひさ

ものすごく、興味があったのですが、参加できず残念でした。
ですので、ブログに書いてくださるのを心待ちにしていました。
来月2007年1月号のさかえにも書かせていただきましたが、阪神淡路大震災、震度7強という一番ひどいところにいました。でも、家がつぶれなかったので、インスリンを探すことは、出来ました。
しかし、燃えたら、どうしようもないかもしれません。

生死際際にいる人がたくさんおられるなか、糖尿がなんぼのもんやというのが実感でしょうか?
ずっと、アドレナリンでまくり、低血糖には、なりにくい状況だったように記憶しています。やってもやってもやってもやるべき事がありました。

この寒い時期が来ると、胸の奥が傷みます。「生かされている」そう感じます。

しかし、あの大災害で、救急医療の現場はかなり進化したようです。
自分の身体をどうすれば守ることが出来るか?こうやって考える場が出来たことにとっても感謝します。

そして、こうして情報を流してくださる、沙織父さんにも大感謝です。
by ひさ (2006-12-18 22:55) 

なおママ

おはようございます。
日本中飛び回りお疲れ様です。

このような企画は是非関東でも行って欲しいですね。
関東、(日本中どこでもですが)いつどうなるか、

一応、何かしら証明があれば処方箋なしでインスリンが入手できるとはいえ、肝心の調剤薬局が崩壊していたらしゃれにならないですよね。

 息子の発症も1月、6歳になったばかりでのことでした。
この季節は華やかな反面つらさも感じます。
by なおママ (2006-12-20 08:18) 

沙織(父)

今回のシンポジュームは行政(三重県)との協働と言うことで実現しました。
あくまでも行政と一緒に考えていかなければ絵に描いた餅になるかな?と思います。

1~10まで行政任せでは無理なのは当然なので、自分で出来ること(自助努力)を事前に考えて置くことの大切さを改めて感じたシンポジュームでした。

神戸の場合でも2~3日目からは支援も動き出した様なので、インスリン等も2~3日分自分で確保できるか否かで大きく変わってくると思います。ただ、ひささんが書かれているように自宅に置くだけでは家屋倒壊や火災だと取り出せないだろうから幾つか別の場所を確保しておければ最高なのですが・・・。
学生の内は学校の保健室なども良いんじゃないでしょうか?
by 沙織(父) (2006-12-20 18:26) 

ひまわり

コメントを書くのははじめてですが 太陽ママのところでアドバイスいただいたりしています。
三重県民なので参加したかったのですが子どもが胃腸風邪にかかってしまって行くことができませんでした。役員の方に資料などまた見せてもらおうと思っています。遠いところご苦労様でした。
by ひまわり (2006-12-21 02:21) 

沙織(父)

ひまわりさん

そうですね ペコさんの所で覚えています♪

当日はお子さん連れの方は少なかったし
翌日の分科会でもそうでした。
時期的に人混みの多い所は避けた方が良かったかも?

今度、会の集まりの時に役員の方からのお話を元に
会員みんなでお話をされると良いアイディアなんかが浮かんでくると思いますよ!
by 沙織(父) (2006-12-21 17:16) 

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