富山で開発中♪ [IDDM]
9月3日付け”北日本新聞”朝刊から
-----以下引用---------------------------------
◆ 痛みなく血糖値測定、富山大の山口助教授が技術確立
富山大工学部の山口昌樹助教授(生命計測工学)は、糖尿病患者の血糖値(グ
ルコース濃度)を、痛みを伴わずにわずかな採血で測定できる技術を確立した。
血糖測定器に、患者から取り出した細胞の遺伝子を組み換えて内蔵し、その細胞
がグルコースを感知する酵素を再生産する手法で、機器の精度劣化抑制と連続測
定が可能にした。産学官連携で、装着型血糖測定器の開発に着手しており、二年
後をめどに市場投入したい考え。
技術は特許申請しており、国立感染症研究所免疫部第二室長の谷山忠義氏と、
バイオ関連のベンチャー企業、バイオ情報研究所(岐阜市)が共同で測定器の開
発に取り組んでいる。
糖尿病は、完治が難しく患者は毎日血糖値を測り、インスリン量や食事量、運
動量を管理しなければならない。一般に血糖値は一日数回、指先を針で刺して血
液を採り、測定器で測る。痛みが伴い、繰り返すことで指先が硬くなったりする。
患者への負担が大きい上、血糖値の変化を逐次、チェックできなかった。
痛みを感じない連続装着型の血糖測定器は一部で医療応用が進んでいるが、三
日間しか使用できない。連続装着すると、グルコースを感知する酵素が、徐々に
分解されて機能を失い、精度が低下する欠点があった。
山口助教授らは、患者の体内から取り出した細胞の遺伝子を組み換えた細胞を、
測定器内に組み込む方法を考案。遺伝子組み換え細胞が、タンパク質酵素を再生
産させる技術を生み出した。蚊が一回に吸う血液量(三マイクロリットル)の十
分の一以下の〇・一マイクロリットルで測定できる。
開発グループは、遺伝子組み換え細胞を組み込んだ直径十ミリ、厚さ二ミリほ
どの血糖測定センサーを試作。センサーには先端が毛髪ほどの太さの特殊な針が
あり、これを腹部に刺し、腰のベルトなどに装着した本体装置とつないで、血糖
値を記録する。連続装着によって、血糖値の変化をきめ細かく把握でき「患者の
特性に応じた医療が可能になる」と言う。
山口助教授は「血糖測定器は世界各国のメーカーが開発にしのぎを削っており、
実用化されれば大きな売り上げが期待できる」としている。
----------以上----------------------------------
何年も前から色んなメーカーが開発していますが、いまだ実用は・・・
地元だけにいつも以上に期待のニュースです
痛くない測定器、1日でも早く開発してほしいですねー。
新しい情報、ありがとうございます。
by こじこじのぶかぶか (2006-09-03 20:36)
毎年、発売予定や開発中のニュースは報じられるのですが・・・
今回は地元だけにお会いして話しを聞ける機会を作れないものかと
考慮中・・・知り合いから責めてみるか!
by 沙織(父) (2006-09-04 13:05)
開発者と知り合いになれて、「デモ機貸しましょうかー」になったら、ラッキーですよね。
ぜひ、知り合いから攻めて、お知り合いになって、情報を下さいね。
by こじこじのぶかぶか (2006-09-04 20:44)